社会貢献でつながるビジネスメンバーの輪

田植え、稲刈り

株式会社アール 代理店 群馬県前橋市

1.会を始めるきっかけをお聞かせください

シャルレの仕事は結果的には売り買いの世界であって、私が目指している「私たち仲間を見てもらう、そして共に成長しよう」ということが実現しにくい環境にあります。核家族化が進み、人とのかかわりが希薄になっている今だからこそ、人が集まる環境づくりの必要性を感じました。そこで、自然の中で季節の変化を感じながら、感謝の心、思いやりの心、自立の心と社会性を身につける場として、たくさんの人の力が必要な「米作り」に着目しました。ここには必ず「人が育つ環境がある」と信じてスタートしました。

2.「竹の子会」についてお伺いします

「竹の子会」は、みんなで楽しい米作りは平成17年にスタートしました。翌年18年には「田植えと稲刈り」を行うグループとしてシャルレフェローシップを受賞したこともあります。
子育て真っ最中の人、子育てを卒業した人、さまざまな職業を持った人たち100人程度が参加するグループにまで成長しています。年齢層も厚く、2歳から80歳代まで世代を越えて家族揃っての参加が多いです。
土地の借用、機械のレンタル費から苗や肥料の購入、何よりも楽しい米作りが安心して出来るよう保険の加入などのために参加費を一家族3,000円としています。
「竹の子会」の目指すところは、敢えて手間暇がかかり、たくさんの力を必要とする米作りです。時と場所を同じくし、この瞬間をみんなと共有し体験することに重きを置いています。泥んこになり、夢中で作業をし、汗をいっぱい流して「疲れた!でも楽しかったね」「みんなで作ったおにぎり、けんちん汁、美味しかったね」とそれぞれのおうちの茶の間で会話が弾むことを願っています。

3.社会に貢献しているポイントを教えてください

農村部では後継者の減少と高齢化が進んでいて、昔のような活気は見られなくなりました。それにともない休耕田も増えてきました。田んぼを一旦放置してしまうと次からの作付に莫大な費用と時間が必要になります。水田を取り戻すには少なくても10年はかかりますので、私たちが田んぼの維持に少しだけでもお役にたててうれしいです。

「竹の子会」の田んぼの周りは元気で賑やかな子どもたちの声でいっぱいです。これは農家の方々への笑顔と元気の宅配便だと思っています。このことが人とひととの繋がりの輪を大きく広げています。
一反の田んぼから約600kgのお米が収穫されます。その大切なみんなのお米(新米)は、各種施設、保育園、応援して下さった方々へお届けします。

今まで田んぼに入れなかった、お米を食べられなかった子供たち、人に教わることを知らなかった大人たち。子供も大人も自然の恵みに感謝し、心豊かにのびのびと育っていく姿は、一緒に遊び、学ぶ小さな田んぼから社会へお返しが出来ているのではないかと思っています。また、米作りは日本の大切な伝統文化のひとつです。そんな思いを持ちながらみんなで力を合わせ会を継続しています。

4.シャルレをやっていて良かったことを教えてください

シャルレをやっているからこそ人を集めることができているのは事実です。なんといってもシャルレでつながるコミュニティは私たちの誇りですから。
現在の私は70歳を過ぎ、3人の子どもを育て上げました。3人の子どもが巣立って夫と2人の生活に戻りましたが、シャルレの仕事をしていて良かったと思います。「おはよう」「お疲れさま」と声をかけあえる元気な仲間たちに囲まれ仕事が出来ている事に深く感謝しています。
まだまだ未知のことがたくさんありますが、新しいことにチャレンジし、出会った一人ひとりを大切にしながら、これからもっと面白く年を重ねて行こうと思っています。

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