有限会社シャルレ小澤 代理店　埼玉県越谷市

１．活動の概要を教えてください

シャルレの仕事はface to face で多くの人に会うことができるビジネスです。地域に非常に密着しています。そこから、日頃研修で集まるシャルレの仲間と共に地域社会のお役に立ちたいという考え方のもと、2005年に「絆の会」を結成しました。
何をすることがお役に立つのかずいぶん考えましたが、その時に思い立った活動が「不用品回収」でした。家庭に在る使われていないものを献品していただき、必要な人にバザーで販売し、その代金を越谷市の社会福祉協議会に寄付しています。
バザー開催1回の売上目標は約10万円に設定しています。ほぼ毎回、10万円以上の売上が上がっています。不要なものですから必要な人が購入しやすいように販売価格は\5 \10 \100と低めに設定しています。
毎年、10月に「越谷市民祭り」があり、バザーを開催しています。早朝5:30から出店準備をし、7:00の開店から16:00まで出店しています。「絆の会」として2区画をお借りしています（1区画あたりの出店料は\2000です）。
9月、10 月はシャルレのキャンペーン真っ最中であり、期間中で本当は忙しいのですが、バザーを開催していることで人に会う良いきっかけになっています。
今では不用品を献品していただくことが恒例になっているので、お客様は1年分の不用品を集めておいてくれます。8月の声をきくようになってから「絆の会」のメンバーが手分けして受取にあがります。我が家の8畳の部屋がいっぱいになるほどの盛況ぶりです。不用品の種類では古着が多く、次いで結婚式の引き出物でいただいた食器や調理器具類です。
バザーで売れ残った古着は、廃品回収業者に引き取ってもらい全て換金して寄付金にしています。良いモノが安く買えるという評判が広まり、馴染みのお客様も増えました。
男性が着用する衣類や使用するモノが少なく、すべてのお客様の満足は満たせていませんが、男性客の中には物を買わなくても趣旨を理解して寄付をしてくれる方もいらっしゃいます。シャルレのお客様も忘れず参加して下さって、とても嬉しいです。お客様にとって毎年の恒例行事となっているようです。この活動が媒介となって強い人間関係が築かれつつあることを実感しています。もちろん、協力してくださった全ての方にお礼状をお送りし、感謝の気持ちは必ずお伝えしています。

２．「絆の会」を続けているのはどんな理由からですか？

自分達の仕事の価値を上げるためでしょうか。仲間の大切さを実感することも大切ですね。シャルレビジネスは店舗を構えない仕事だから世間の信頼感が低いように思います。これをカバーするためには人間関係を作り、信頼関係を強固にする活動をしなければならないと思っています。口コミで人を集めることの難しさは十分理解しているつもりです。シャルレの会社自体には人材育成のための情報（中身）、仕組み（器）を持ってはいません。それぞれのシャルレの代理店が工夫してやっているから人を育てることができています。だからこそこの「絆の会」も『志（こころざし）』がなければやっていけません。人のお役に立ち、地域に貢献したいという決心があるから出来ることです。そして、楽しさを忘れたら、シャルレビジネスは成り立たないと今も強く思っています。楽しいところにしか人は集まらない、楽しいことを率先して提供して行けば必ず売上と利益がついてくると確信しています。
また、わたしたちは下着の取扱いを本業としています。小さなお子さんをお持ちの方ともたくさんの接点が生まれています。出会いからビジネスに参画された子育て世代のお母さんを支援することは日常的にしています。昔は助け合いの精神がどこにでもあり、悩みを聞いてくれたり、子育てを手伝ってくれたりと地域社会に根付いていました。そんな地域社会の中で自然と母親らしくなっていくことが出来たように思います。しかし現代社会の中ではそれはかなり難しいように思います。そこで私たちは母親たちが学べる場を提供しています。敢えて言うなら『母親学』と呼べるでしょうか。私たち先輩ママが楽しいことを企画し、その輪の中に取り込んであげることで家の中から引っ張り出してあげたいと考え実践しています。

３．これからの「絆の会」についてお聞かせください

現在、落語会を3ヵ月に1回のペースで開いています。桂歌助（真打、桂歌丸の弟子）さんとの出会いがありご出演いただいています。お客様やメンバーのご家族にも毎回大笑いをしていただいています。
昨年は「絆の会」会員の代理店で、インナー１枚の売上につき代理店からの寄付を１０円と決めて、積極的に販売活動に取り組みました。特約店の方々にも楽しんで取り組んでいただき、結果２５万円を東日本大震災で被災した東北地方に寄付することが出来ました。これからも継続して寄付金で支援して行きます。今後も映画の上映会など、楽しくみなさんに集まっていただけるものも企画して、実行して行きたいと思います。